最大限の"好きじゃない素振り"は、大学時代の後半でやり尽くしたと思ったのに、再び、最大限に近い"好きじゃない素振り"を続けている。メールは朝だけ。つまり、unsentimentalな感情で。そうすればちゃんと"好きじゃない素振り"ができる。言葉も絵文字も慎重に選ぶ。燥ぎすぎず、可愛げのある、気の利いた台詞をさがす。
文章にすると、なんて面倒臭いし煩わしいのと思うのに、その微かな繋がりだけで、わたしは簡単に満ちることができる。どんな薬や励ましや寄添いよりずっと、しあわせなきもちを手に入れられる。
なんなのこれ。ほんとにわたし、あたまおかしいかもしれない。恋なんてしたくないのに恋だけしかない。