強い雨が降った。あいにくわたしは外に出ていて、その雨に打たれた。雨は嫌いじゃないけれど、わたしがひとりであることを強く思い出させる。ふだん、窒息しないために深く考えないようにしているその現実を。
涼しくなってきたからか、pessimistに拍車がかかる。毎日たのしいことだけ考えて、へらへら生きていたいのにうまくいかない。
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マコト(バライロノヒビ)のように「あほくさ」と吐き出し、なっちゃん(女の子ものがたり)のように「わたしはしあわせ」と祈り、茉莉(左岸)のようにチョウゼンとする。
映画や本の中の女の子たちの、つよさをわたしも手に入れたい。雨が止んでよかった。