今日は『マン・オン・ワイヤー』
インタビューと映像と写真が繰り返されるドキュメンタリーにはじめはうまく馴染めなかったのだけれど,次第に物語と彼らに、気持ちが奪わていった。
なにかひとつのものに向かっていく姿は観ていてとても気持ちがよかった。しかも、やり遂げようとしていることが死と隣り合わせ。ドラッグにも似たような、興奮や緊張、恐怖の中の快感、のような気持ちが胸を渦巻いた。もうすでに結果のわかっているわたしでもそう感じてしまうのだから、あの日々、あの瞬間の、彼らの気持ちを考えると、震える。
ワイヤーの上を歩く男の姿がとても気に入った。
すがすがしくて、なぜだかとても、勇気が出た。