冬と春の狭間に落ちた。口内炎で口の中が痛い。
ハモンベジョータ(イベリコより上のクラスで生まれたときからどんぐりばかり食べている豚なの)を食べに行った。その後、barを2軒はしごして久しぶりにたくさん飲んだ。深夜2時頃帰宅して、3時頃、恋人に電話をした。2週間ぶりの電話だった。お酒の力をかりなきゃ電話できないなんて…と思いながらも、前の電話よりはずいぶん楽な気持ちで話せた。「ホワイトデー渡してなくてごめん。」と言われる。「気にしないで。」そう答えた。もう、なにも期待していなかった。「この間の電話、こわかった。」そういうわたしに、「こわい思いをさせてごめん。」と彼が答えた。「ほんとうにこわかったしいたいたしかった。」「ごめん。こわい思いをさせて。」謝る彼の声を聞きながら、自分がなにを伝えたいのかわからなくなった。
心が恐怖でひたひたにならないように、毎日やさしい音楽ばかり聴いている。