UAな気分。
冷たい空に白い息を吐き出して、あごまでジャケットのジッパーをあげる日。ずっとひとりで生きていく覚悟をしてきたのに、恋人と出会いそれが変わってしまったような気がした。毎日彼のことを考えてしまう。愛の言葉を、態度を、期待してしまう。結婚したいと強く思うようになったし、ひとりはさみしいと思うようになった。
でも、ひとりで生きていく覚悟を失ってはいけないんだと思った。期待をするから落ち込むし、期待をするから他の女子に嫉妬する。ひとりで生きていく覚悟を持ち続ければ、期待をしなければ、めちゃくちゃになってしまうことはない。彼と出会う前の、あの頃の気持ちを忘れてはいけない。悲しいことだと思うけれど、わたしはそういうふうにしか生きてけない。