例の26歳女子について、どういう人なの?と聞いてしまった。そういうふうに詮索する自分を醜いなあと思ってしまうし、ますます自分を嫌いになるけど、聞かずにはいられなかった。
それで、彼女と6時間もふたりっきりで話しをしていたこと(大いに凹んだ…)、彼女が料理好きであること(彼が好きそうなタイプ)、彼女には10年付き合っている人がいること(せめてもの救いやけどその事実はわたしにとっては安心要素にはならなかった)等を聞いた。「そんなに話せる人なかなか出会えないやろうし、これから仲良くなれたらいいね。」とか偽善者ぶったこと言ってしまった。ほんとうは、「わたしがいるのに他の女子とふたりっきりで過ごせるんだ。」とか「そんなふうに話せる人が見つかったんならわたしは必要ないね。」とか「わたしは君が他の女子とふたりっきりで過ごすことが耐えられない。」とか言いたかったけれど、言えるはずもなく。
彼は若くて無邪気だから、わたしの嫉妬心に1ミリも気づいていないのではないかと思う。もともと彼自身、嫉妬心が少ない人で、わたしが他の男子と会ったことを話したときに「義務的に話さなくていいよ。」とか言ってくるような人なのだ(そのときも落ち込んだ)。
強い心を手に入れなければならない。
彼とやっていくと決めたなら、今目指す自分よりももっとずっと強くならなくちゃいけない。彼が他の女子と会ってても他の女子を褒めても、崩れ落ちてしまわないくらい、強い心を。