一年前の話。
恋が終わってしまって、泣いて電話したわたし。男ともだちの前で泣いたのはこれがはじめてで、彼が動揺していたのをよく覚えている。電話の後、男ともだちからメールが届いた。「いまこそこの言葉を唱えるんだ。」それは、わたしがずっと前に、すきな詩ですと送ったものだった。