火曜日の夜は彼の家で一緒にご飯を食べた。
また彼が、ささっとおつまみとピザ(生地は買ったもの)を作ってくれる。こういう人と結婚したいと心から思った。
どうぶつの森をしたり、他愛もない話をしながら、ビールを3缶ずつ空けた。食器も片付けぬまま、ふたりでベッドにごろりと横たわる。そしてそのままいちゃついた。たぶんふたりとも、こうなることはわかっていたのだ。そのための部屋での夕食で、そのためのビールだったような気さえする。外は雨で、時計は23時をまわっていた。すべてを許したような委ねたような甘い声で、彼がわたしの名を呼んだ。
「帰りたくないな。」と言いながら、朝7時に帰宅した。
雨はまだ降り続いていた。