空がとても青かった水曜日。
彼とご飯を食べる約束をしていたから、甘くセンチメンタルな感情の一日だった。ずっとひとりでいたら、そんなふうな感情に捕らわれたりしないのに、彼のことを強く考えてしまったら最後、めちゃくちゃになる。どうしようもなく好きという感情が湧き上がってくる。泣き出しそうなくらいに強くて甘い感情。こんな感情に捕らわれたのは、ほんとうにひさしぶりだった。
彼の部屋で宿題をして、ビールを飲んで、ポルトガルの写真を見せてもらって(わたしの写真はリバーサルフィルムを使っていたので未だ仕上がっていない…因みにいつもこの頁に載せているのはデジカメの写真です)、少しキスをして、夜の街に出かけた。群青色の夜だった。写真の話やお互いの語学学校の話をした。1月に帰国すると言っていた彼が、やっぱり12月にしようかな。等と言うから、酷く動揺してしまった。
距離も時間も年齢も、すべてが違いすぎる、その現実に、押し潰されそうになる。