愛が溢れて、溺れそう。
わたしはやっぱりわたしであって、同じようにしか恋愛できないのだなと思う。簡単に、愛しい人を諦めたり忘れたりなんてできない。他の誰かに相談しても、忘れた方がいいよとか次にいった方がいいよとか、言われることが多いから、彼の件についてはあまり話さなくなった。ひとりで、最後までがんばる。
ずっと忘れられないハチクロのシーンがある。『努力するか、諦めるか、どっちかしかないよ。人間に選べる道なんて、いつだって、たいていこのふたつしかないんだよ。』何度も、この言葉が胸を過る。